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く、、


苦しい……


「無事で良かった…」


涙声で私を抱きしめる敦士さんに、止まらない涙が滝のようにまた流れ出してしまって…


足の治療を終えた私は、いつの間にか眠ってしまったようで、気付けば帰りたかったお家へ着いていた


「馬鹿ミーコ……心配かけやがって」


敦士さんから凄い力で引き離されたかと思えば、今度は怒った顔の猛さんに頭ごとぎゅうぎゅうに抱きしめられた


「ッ……ンッ……ヒクッ」


心配かけて、ごめんなさい…


ごめんなさい……


目が覚めた時、瞼を上げれば知ってる顔が沢山あって、私は大変な事をしてしまったんだと、その時気付かされました


罪悪感と申し訳なさで胸の中が苦しかったけど、それと同時にホッカイロが体の中にあるみたいにジワ~と温かくなった


こんなにも、私を心配してくれる人が居てくれたんだと、本当に…


本当に嬉しかったんです


「では、次は俺の番ですね」


遠くの方でずっと見ていた糸夜さんが、猛さんから私を切り離した


あ、、


1番、感謝しなきゃいけない人を忘れていました…