「おい、フィー朝から自分の顔を見つめて何やってんだ」


川の中で悪戯に笑うサンの姿があった


「うるさい!」

パシャッ


私はサンの顔に水をかけて立ち上がる


「やい、フィー!服が濡れたじゃないか!ナルシストのくせに!」


「朝ご飯準備するからさっさとサンも顔洗いなさい!」


サンは捨て子

森の中で捨てられているのを私が拾った


サンはまだ3歳くらいの子供で

私が6歳の頃だった


親代りより、兄弟の方がしっくりくる