《体育館裏》



『イヤァァァァ!』


美優の声!


――バンッ――


「美優!」


『は…や…と…?』


「あれ?…無事か?!」


美優は普通に立っていた…といっても、息はかなり荒い…

そして、金沢は床に倒れている…


「美優…」


『…隼人…隼人ぉー…ヒック…怖かった…』


そう言って美優は俺に抱きついてきた。


「何があった?!」


『…ヒック…グスッ…ふぇ…ヒック…グスッ…ヒック…』


泣いてる?あの美優が?…相当酷いことをされたんだな…