私は力一杯叫んだ… 「行こっ」 私は知里を引っ張って、屋上に行った。 「美優…何があったの?」 知里… 「知里ぉ~(泣)」 辛い…悲しい…苛立たしい…… 「さっき…チョコ、渡しにいったの…」 「うん」 「でね?隼人って呼ぼうとしたの…」 「うん」 知里は頷くだけで、冷静に聞いていた。 「そしたらっヒック…隼人…女の子とっ」 「………」 私は泣き出してしまった。それをみた知里は黙って私の頭を撫でた。