怖い!怖い!

隼人…助けて…


―ガタン―


「誰?!」


いきなり、なにか倒れる音がした。

やだ!お化け?!怖い!本当に…怖い…



――タンタンタン――


ち、近づいてくる!こ、来ないで!


「ヒック…怖い…隼人…」


隼人…


―ギュッ―


「キャッ!いや!ふぇ…うわぁぁぁぁん!怖い!隼人!助けてー!」


何かが私に抱きついた。怖い…

助けて…隼人!


『はぁ?!んで泣いてんだ?!俺だし!』


え…この声…


「グスッ…なんで?なんで隼人が…」