そんなときチームに チャンスがまわってきた。 一気に観客席が 湧き上がる。 ゴール前にはアイツが パスを待ち構えていた。 先輩は相手選手をかわし、 ベストな場所に パスを出した。 楓高 1点! アイツは最高の笑顔で グランドを駆け回り、 俺に向かって ガッツポーズを見せた。 その後、 2対2で追いついたものの 最後に1点を決められ、 チームは敗退。