(歌いにくいなぁ…)
最初に歌ったあゆさんは、ものすごく歌が上手かった。
自然なジェスチャーを付けながら歌うあゆさんは、まるで本物の歌手みたいだ。
そして、その次に歌った相川が、これまたうまい。
ノリノリのロックを、踊りながら歌ってしまった。
しかも、ダンスもうまいって、何なんだよ。
そんな二人のあとに歌うなんて、まるで罰ゲームじゃないか。
どうしよう?
アニメの歌でも歌って誤魔化すか?
でも、アニメなんて、僕のキャラじゃないよなぁ…
「島本、早く歌えよ。」
「う、うん。」
困って、ふと視線を泳がせた時、平川さんと目が合った。
(そうだ…!)
「平川さん、デュエットしてもらえませんか?」
「え…?」
なんでそんなことを言ってしまったのか、僕自身にもわからなかったけど、とにかく僕は言ってしまったんだ。
「おい、島本…」
「はい、お願いします!」
相川が言いかけたのはきっと文句だ。
なぜ、俺の彼女を誘うんだ!?って…多分、そんなところだろう。
確かにそうだ。
僕とあゆさんがカップルで、相川と平川さんがカップルなんだから。
でも…僕はただひとりで歌うよりは二人の方が良いかなって思っただけで…
まだ歌ってないのは、僕と平川さんだったから、それでつい誘ってしまっただけなんだけど…
最初に歌ったあゆさんは、ものすごく歌が上手かった。
自然なジェスチャーを付けながら歌うあゆさんは、まるで本物の歌手みたいだ。
そして、その次に歌った相川が、これまたうまい。
ノリノリのロックを、踊りながら歌ってしまった。
しかも、ダンスもうまいって、何なんだよ。
そんな二人のあとに歌うなんて、まるで罰ゲームじゃないか。
どうしよう?
アニメの歌でも歌って誤魔化すか?
でも、アニメなんて、僕のキャラじゃないよなぁ…
「島本、早く歌えよ。」
「う、うん。」
困って、ふと視線を泳がせた時、平川さんと目が合った。
(そうだ…!)
「平川さん、デュエットしてもらえませんか?」
「え…?」
なんでそんなことを言ってしまったのか、僕自身にもわからなかったけど、とにかく僕は言ってしまったんだ。
「おい、島本…」
「はい、お願いします!」
相川が言いかけたのはきっと文句だ。
なぜ、俺の彼女を誘うんだ!?って…多分、そんなところだろう。
確かにそうだ。
僕とあゆさんがカップルで、相川と平川さんがカップルなんだから。
でも…僕はただひとりで歌うよりは二人の方が良いかなって思っただけで…
まだ歌ってないのは、僕と平川さんだったから、それでつい誘ってしまっただけなんだけど…