「わ、私も…あなたが好きです!」

「えっ!?」



言ってしまった。
私もごくストレートに…



でも、なんだかとてもすっきりした良い気分…
抑圧されていたものからすべて解放されたような、とても爽快な気分だった。



「あ、ありがとうございます。」

「こ、こちらこそ…」



照れくさくて、顔があげられない。



「あ、あの…何か飲み物もらってきましょうか?」

「え…じゃあ、ウーロン茶を…」

「はい、待っててくださいね。」



なんだか体がふわふわして…
顔は熱いし…



(あ…早速、お願いしちゃった…)



良いのかな?
……って、もう島本さんは、部屋を出た後だけど。



「お待たせしました。」

島本さんは、すぐに戻って来た。
ウーロン茶を二つ持って…



「あ、ありがとうございます。」

向かい合わせっていうのが、なんだか照れくさい。
部屋の中は静かだから、ウーロン茶をすする音だけが響いて…



「ほ、本当にありがとう。」

「え?何がですか?」

「話す機会を作ってくれたことです。
良かったです。
あなたとこうして話すことが出来て…」

「そ、それは、私もです。
ベンチで話した続きを…私の想いをどうしても話したかったんです。」