というわけで、【coat.】完結です。
 長々だらだらと続きましたこの小説にお付き合い頂き、本当にありがとうございます。

 今回の作品のテーマは、タイトルそのままで『コート』です。
 本来は春に出す作品として相応しくないテーマですが、でも、書きたかったテーマと内容です。
 一応冬の終わりに書いたから、ギリギリセーフですよね?
 ・・・と思い、書き始めました。
 よく考えたら、春から夏にかけての発表なんですがね・・・(遠い目)

 この作品の内訳は、半分実話で半分妄想となっております。
 どこからが妄想で、どこまでが現実かは、ご想像にお任せします。

 ただ一つ、言えるのは。
 私の手元には、今もこの時のコートがあります。
 冬が終わったので、今はクリーニングに出されビニールに包まれクローゼットの中で眠っています。
 今も、見ると思い出します。
 淡い思い出が、コートのポケットの中に詰めこめられているような、そんな気がします。

 最後の方は、少し尻切れとんぼのような終わり方になってしまいました。
 〆切に追われたから、と言い訳を言うつもりはないです。
 自分の技量と計画性と書く時間のなさが、原因なのです。
 やはり、もっともっと精進しなければいけないと思います。
 表現力の多彩さや、いかに分かりやすい言葉で伝えるかや、読んだだけで目に情景が浮かぶような文や。
 そういったもの、全部。

 書いてる期間は長いかも知れませんが、それがイコール技術と能力の高さ、にはならないと思うので。
 人生ずっと修業、です。
 慣れと技量、比例したらいいんですがね笑

 では、ここまで読んでくださりありがとうございます。
 次回も、お付き合い願いたいと思います。
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2008.5.5 こどもの日に

     榛