空を見上げれば、雲一つ見えない快晴。 普通ならば絶好の遠足日和とでも言いたいところだが、今から行くのはホテルに缶詰する研修旅行だ。 こんな快晴の日をあえて無駄にするなんて、世の中間違ってる気がする。 「ハユはそこの席な」 班長である智が仕切って座席に振り分けられる班員たち。 俺は智が陣取っている席のすぐ後ろで、周囲を見るとどうも異性同士で席に座るらしい。 きっとこの教授のことだから、おおかた出席番号順に振り分けたのだろう。 片道2.5時間。 親睦を深めろ、ということか。