「うーん、じゃあ、華は、あっちで休んで見てる」
そう言って、運動場の端っこに移動しようとした華の手を、掴んだのは。
「いいよ、俺が、華と鬼やるから!」
「陽ちゃん!」
華のおうちの近くに住む陽ちゃん。
陽ちゃんは幼稚園で、華は保育園だったから、一時期は遊ぶ回数も減ってたけど、すっごい小さい頃は一緒に遊んでた…らしい。
そして、小学校でまた一緒になり、クラスまで同じ。
「陽太、山崎さんの事、好きなんだー!」
「えー、華ちゃんは冬島君の事、好きー?」
クラスの皆がはしゃぎだした。
ほんと、子供って…。
「ち、違うよ! こんなブスなんて好きじゃない!」
あれ、陽ちゃん、何気に酷い事言ってない?
本当に好きじゃなかったとはいえ、思い出したら少し腹立ってきた…。
「あしてどまいになるなよなっ」
…難しい言葉を使おうとした陽ちゃん、思い出したら可愛いので、まぁ相殺してあげる。
そうやって、華は陽ちゃんと手を繋ぐ事になり、無事、手つなぎ鬼は始まった。
そう言って、運動場の端っこに移動しようとした華の手を、掴んだのは。
「いいよ、俺が、華と鬼やるから!」
「陽ちゃん!」
華のおうちの近くに住む陽ちゃん。
陽ちゃんは幼稚園で、華は保育園だったから、一時期は遊ぶ回数も減ってたけど、すっごい小さい頃は一緒に遊んでた…らしい。
そして、小学校でまた一緒になり、クラスまで同じ。
「陽太、山崎さんの事、好きなんだー!」
「えー、華ちゃんは冬島君の事、好きー?」
クラスの皆がはしゃぎだした。
ほんと、子供って…。
「ち、違うよ! こんなブスなんて好きじゃない!」
あれ、陽ちゃん、何気に酷い事言ってない?
本当に好きじゃなかったとはいえ、思い出したら少し腹立ってきた…。
「あしてどまいになるなよなっ」
…難しい言葉を使おうとした陽ちゃん、思い出したら可愛いので、まぁ相殺してあげる。
そうやって、華は陽ちゃんと手を繋ぐ事になり、無事、手つなぎ鬼は始まった。


