…邪魔者みたいな言い方だけど、やっぱり私にとって他人は異物。


「ほら、小春ちゃんも、戻っておいで」

塚原先生に言われて、保健室に戻る。


手際よく、雛鳥の怪我の手当てをしている。

本当に動物のお医者さんも出来るんだ…


何だかもう、いろいろバツが悪くて、私は先生から一番離れた椅子に座っていた。

「はい、終わり。小春ちゃんに見つけて貰って良かったねぇ」

先生が、雛鳥を優しく撫でた。



やっぱり聞き間違いじゃない。

3回目の『小春ちゃん』。