『自分でねだっておいて、なぁに遠慮してんだか』

『へへー、陽ちゃんは何だかんだで華のお願い聞いてくれるって分かってるから、一応パフォーマンスw』

『お前、策士だなぁ…』

『甘え上手だと言って欲しい(///▽///)』

『はいはい、とにかく明日7時な』

『うん、楽しみにしてる、おやすみ☆』



華とのメールが終わった後、次はそのまま、沙羅へとメールする。


事の次第を話すと、既読がついて少し経ってから、

『はい、分かりました。今はその方の傍にいてあげるのが一番だと思います』

という返事が返ってきた。


物分かりがいいというか…

俺としては、もうちょっとこう…

ヤキモチとか…


結局、沙羅から好きって言って貰った事は未だ一度もないし。

俺ばっか、好き好きだもんな。


それでも、隣にいてくれるだけで嬉しいんだから、惚れたもん負けなんだろう。