『えっ、それって先生に言ったほうがよくない?』

『そうかな…でも…』

『だって、殺人なんだよ!絶対に、言ったほうがいいよ!』

『…じゃあ、一緒に職員室に来てくれる?』

『うん、行こう』


そう言って、二人は職員室へ行った。


その日から、その女子二人は学校へ来なくなった。

そして二人が来なくなって一週間経った日の朝のホームルームで、担任の先生から二人は転校したという話を聞いた。


いじめっ子の男子は、特に普段と変わりなく、いつも誰かをいじめて楽しんでいた。


『あーあ、バカだなぁ……あんなこと言うから』


私の後ろの席だった唯也がそう呟いたので、私は彼にたずねた。


『それ、どういうこと?』


すると、彼はノートの切れ端に何かを書き、私に渡した。