イタダキマス

じゃあ、ここは執事さんの部屋ではなく、ただの空き部屋………?


そのとき、この部屋に近づいてくる足音が私の耳に入ってきた。


コツコツコツ…。


やばい!

慌てて、私はクローゼットの中に隠れた。

その直後に、部屋に誰かが入ってきた。


暖炉の中は煤だらけだったが、クローゼットの中は埃だらけで今にも咳き込みそうだったが、我慢した。

肺の中が気持ち悪い。

こんなところに長くいたくない。


誰かわからないけれど、早く出て行ってくれないかな……。


クローゼットの隙間から部屋の様子を窺うと、部屋に入ってきたのはどうやら執事さんのようだ。