イタダキマス

「ちょっと、八衣。

八衣ったら」

「ん?あ、え...?」


気づくと、希夏ちゃんが私の肩を揺さぶっていた。


「次、家庭科の調理実習だよ。

さっさと行かないと、授業遅刻するわよ」

「あっ、そうだった。

ご、ごめん。

今準備するから」


私は急いで授業の支度をして、希夏ちゃんと家庭科調理室へ向かった。

私達がちょうど調理室へ着いたとき、チャイムが鳴った。


「ギリギリだったな」


敏が、希夏ちゃんに言う。


「八衣のせいよ。

八衣ったら、ずっとぼーっとしていて、私がいくら呼んでも気づかなかったんだから」

「もう、ごめんってば」