少し怪しい気もしたが、ここまで言われてしまうと、断ってしまうのがなんだか申し訳ないような気がする。


「じゃあ、お邪魔します………」


「うふふ…。

さあ、どうぞ…食堂は奥です」


メイドさんに連れられて、私達は食堂へ入った。

そこには、たくさんの料理が並べられていた。


「わあ……美味しそう!」

麻友は何も気にせず、席に座って料理を食べだした。

「ちょっと、麻友!
失礼だよ!」


私が麻友に注意するが、

「いいのよ、気になさらないで」


と紫織ちゃんは笑って許した。

「さあ、絵梨も座って…食べて」


紫織ちゃんに促され、私は麻友の隣の席に座った。


「絵梨、ここの料理すっごく美味しいよ!

絵梨も食べなよ」