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コックさんが館を出て、再び館へ訪れ、館のみんなを殺すまでの数ヶ月の間。


私の楽しみは、窓の外をぼうっと見つめることだけだった。


ある日、ある男の人が、私の存在に気付いた。


私の顔を見て、彼は顔を真っ赤にさせた。


その日から、毎日彼は館の前を通っては、私の顔を見て、笑ったり手を振ったりしてくれた。


コックさんが、この館に再び訪れた日も、彼はこの館の前を通った_____________



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