紫織ちゃんの部屋を調べていた私。

ふかふかの天蓋付きベッドやたくさんの服が入ったクローゼット、紫織ちゃんのお母さんとお揃いのデザインのドレッサーなどを調べてみるが、異状はない。


ここなら、絶対に何かあると思ったのに。


しかし、私はめげずに調べ続ける。

そして、私はあることに気がついた。


床が、一部盛り上がっているのだ。

カーペットの下に、何か入っている?

カーペットをめくってみると、案の定、そこにはノートが入っていた。


執事さんの部屋で見つけたものとは違い、可愛らしいピンク色のノートだ。


中をめくって見てみると、そこには絵が描かれていた。

肌色っぽい何かの絵。

その下には、子どもの字でこう書かれていた。


きょう、はじめてたべた。オニク。おいしかったです。


「これ……肉の絵?」