しかし、部屋の窓からコックさんが館から出て行く姿を見ることはできた。
私は外側から打ちつけられて開けることのできない窓越しに、コックさんに大きな声で言った。
『コックさん!行かないで!』
すると、コックさんは私のほうを見ながら、口を動かした。
『お前のせいだ』
***
私は外側から打ちつけられて開けることのできない窓越しに、コックさんに大きな声で言った。
『コックさん!行かないで!』
すると、コックさんは私のほうを見ながら、口を動かした。
『お前のせいだ』
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