『人間の肉とわかったから、俺達のことが食べられないって言うのか?

でも、それっておかしくないか?

牛や豚は食べるくせに、人間は食べてはいけないって、おかしくないか?

料理にしてしまえば、すべて同じ“肉”だろ?』

『そうかも、しれないけど……。

無理だよ、私…』


泣きながらそう言うと、希夏ちゃんが


『結局、アンタってそういう奴なのよね。

自分勝手。

それに、自分が悪いくせに、いつも自分の罪を他人に擦りつけようとする。

私達が殺されたのは、アンタのせいなのに』

『私の…』

『そうだ』


次に口を開いたのは、俊秀。


『あの日、お前が相模を館に連れて行こうと提案しなければ、こんなことにはならなかった。

全部、お前のせいだ』

『違っ……私は………』