『み……んな……………』


唯也、茉美、希夏ちゃん、俊秀……四人の頭。

みんな、じっと私のことをテーブルの上から見つめている。


『ね、八衣。

私と八衣は、一番の仲良しだったよね?

ね、お願い。私を食べてよ。

じゃないと私、成仏できないんだよ』


ニコニコと笑いながら、茉美が言った。


『そんな、無理だよ………!茉美を食べるなんて!

私、できないよ!!』

『どうして?

あのときは、おいしそうに食べていたじゃない。

どうして、無理なの?』

『それは…』

『人間の肉とわかったからか?』

そう言ったのは、唯也だ。