まさか………この人、この館の主人!?

だとしたら、他のみんなのように殺されてしまう!

殺されて、食べられてしまう!!


『助けて、助けてよ!!誰か、誰か早く来てええええええええええ!!!』


ガラガラガラと台車がこちらに向かってくる音がする。


『追加の料理を持って参りました』


そう言うのは、さっき私が殺したはずの執事さんだ。


なんで…生きているの………。

執事さんは、確か私がこの手で殺したはずなのに!!


『口を開けてごらん』


黒い人が、私に言う。

私は何も言わず、閉口した。

すると、黒い人が懐からナイフを取り出した。

そのナイフは、私が隠し部屋で執事さんを刺したものと似たデザインのものだ。


『何をするの!?やめて!!』