「ま、間違えた!
ここの引き出しじゃなかった

茉美の頭があったのは、この隣の引き出し...」


そう言って隣の引き出しを開けるが、茉美の頭はない。

すべての引き出しを開けてみたが、どこにも茉美の頭はなかった。


「そんな...」

「やっぱり、嘘だったんだな」

「違うの!嘘なんかじゃない!

本当にここに茉美の頭と相模の脚があったの!

信じて!」

「そう言われてもなあ...」

「そうだ!食堂に行こう!

あそこにいる希夏ちゃんと俊秀のようすを見れば、二人が異常なことがすぐわかるよ!」


私達は食料庫を出て厨房に戻り、その際にナイフを拝借してから、食堂へ向かった。