敏に問われ、私は黙った。

「おいおい、まさか何も持ってきていないのか?

殺人鬼がいるのに?

お前、本当にバカだな......」

「いいよ、あとで厨房のナイフを拝借する」

「ていうかさ、相模の脚ってどこだ?」

「脚はほら...、天井から吊るされて.........。







あれ?」




ない。

昨日はあったはずの脚がない!!


「嘘っ、昨日まであったはずなのに!

なんで消えてるの!?」

「なんだよ、ねえのかよ」



落ち着け、落ち着け、落ち着け、落ち着け。


もしかしたら、あのジーパンの男が脚を調理したのかもしれない。

そうだ、そうに違いない。


「だけどほら...茉美の頭はこの台車つきの引き出しの中に...」


と言って、私が引き出しを開けるが、茉美の頭もそこにはなかった。