イタダキマス

そうだ、本は調べていたけど、本棚自体は調べていなかった。

それに、よく見てみればこの床……何か引き摺ったような跡がある。


本棚を動かしやすいように中の本を全て抜き出し、本棚を動かす。


そして、そこには俊秀の言っていたように、隠し扉が現れた。



ここに、唯也が監禁されているかもしれない。



私は、唯也がこの中にいることを願って、隠し扉を開いた。

隠し部屋は、ひんやりとした冷たい空気で包まれていた。


「唯也…?どこ?

いるなら、返事して。唯也………」


呼びかけてみるが、返事は来ない。

唯也はここにもいないのか…。

いや、監禁されているのだとしたら、口をガムテープか何かで塞がれているかもしれない。

だったら、返事ができなくてもおかしくはない。


とにかく、この隠し部屋を詳しく調べなくちゃ。