嫌だ、嫌だ、嫌だ。
お願いだから、来ないで。
死にたくない、死にたくない、死にたくないよ…………!!!
目を固く瞑って、私は願う。
「何故…ここの電気が点いているんだ?
消し忘れか…?」
執事さんが、食料庫に入ってきた。
見つかりませんように、見つかりませんように、見つかりませんように…………!!!
「ここも誰もいない……。
あの女の叫び声だったのか?」
そう言って、執事さんは食料庫の電気を消して、去っていった。
ほっとした私は、目を開いた。
ずっと目を瞑って暗闇に慣れた私の目に真っ先に映ったもの。
それは、人の頭。
しかも、それは見覚えのある顔。
茉美の、首_____________________
「ひっ…………!」
また、叫びそうになるのを抑える。
今、叫んでしまえば確実にあの執事さんに見つかってしまう。
「あ…ああ……………」
ゴーンゴーンと隣の食堂から時計の鐘の音が聞こえた。
正午を告げる音だ。
その音と共に、たくさんの思い出が私の頭を駆け巡る。



