こうして、私は唯也と友達になり、茉美とも徐々に仲良くなり、友達になった。


だって、あのとき二人が私を止めてくれなかったら……私はこの世にいなかったかもしれない。

二人は、私の命の恩人。

かけがえのない仲間。


それに、二人は一つのことを教えてくれた。



権力者には、どんな正義も敵わない。

権力者には、従うしかないのだ。



だから、今、私達は敏と希夏ちゃんには逆らえない。

逆らえば、自分達が痛い目に遭うから。



そんな大切なことを教えてくれた二人を、私は絶対に助け出さなければならない。


待っててね、茉美、唯也………!