拝啓、両親様。





 爆睡してしまい、駅に着くギリギリで起きふらふらしながら降りた。
 これからまた1時間の電車に乗ると思うとため息が出る。  


 これから電車に乗る。 近くになったらメールすると打とうとしたが、遠くから私の名前を呼ぶ男性の声がした。

  振り向き軽トラがぽつんとある。

  軽トラから降りた男性は父だった。
 
  私は足が動かず呆然と見つめる。
 
  車で迎えに来てくれていたのだ。
 
  父は近づいて来て、その顔は怒っておらず笑顔だった。
 
 私は勇気を振り絞って一言呟いた。    

  
「ただいま」