今はもう、昭のことなんて好きじゃないけど、でも……! 頭の隅に想像すらしなかった凜翔の告白を前に、どうしたらいいのか分からなくなった。気持ちと思考がつながらない。ただただ、苦しいーー! 服が汚れているのも気にせず、私は彼の部屋を飛び出していた。返しそびれたバスタオルから凜翔の匂いがして、苦しく胸を締め付けてくるーー。