先生の私開発

そんなことを考えている私は見慣れた廊下を歩き、下駄箱へ向かっていた。いつも学校の廊下を歩く時には考えてしまう。このことはもう考えても仕方がないのに……。

ドンッ!

考え事に集中し過ぎたせいで、私は前を見ておらず、誰かとぶつかってしまった……。

「いたっ」

不意に出た言葉の次には・・・

『すみません。大丈夫ですか??』

と、男の低い声が聞こえた。
声ですぐに気づいてしまった。
学校内でイケメンと有名な"木下春日"先生にぶつかってしまったのだと。

「あ、大丈夫です。すみません前を見ていなくて。」

そう言った後、私は安堵した。
ぶつかったのが誰もいない放課後で良かったと。