手に取ったのは
”具たっぷり みそ汁”だった。

『え?や、う、嘘っ?! あ、いや・・』

クク・・
クックック、と
蒼井先輩が肩を揺らす。
もうガマン出来ない、と言う風に
天井を見上げてあっはっは、と大声で笑った。

『蒼井先輩っ、笑いすぎです。
 ここ、図書館なんだから
 もっと静かに・・』

「だってリオ、みそ汁て・・」

あっはっは、と高らかな笑い声。
涙まで出てるし・・