『な、なに言ってんのっ。
 そんな、私・・っ』

大希に腕を力強く引っ張られ、抱きしめられた。

大希の心臓の、超高速なドキドキが
直で伝わってくる。

「俺にしろよ」

『大・・希?』

「俺、お前が好きだ。
 1年の時からずっと
 お前だけが 好きだった」

大希の心臓の音だけが聞こえる。
私は頭の中で、今、どんな状況なのかを
大希が何を言ったのかを
整理する。

・・まとまらない・・