オオカミスイッチ 【完結】

―――留学したわけじゃ、なかったんだ

「それに俺、リオと離れたら
 生きていけないから。
 知ってるでしょ」

私は小さくうなづいた。

「でも最初は自信なかった。
 もしかしたら、
 本気でリオに嫌われたかもって
 ちょっと怖かった」

ふと、顔をあげた。
見上げた先には
弱々しく笑う蒼井先輩の顔があった。