『重いんです。
 一緒にいると、疲れるんです。
 蒼井先輩の彼女、っていう
 優越感に浸りたかっただけなのに
 その重みに、
 もう、
 耐えられなくなりました』





蒼井先輩はしばらく私をじーっと見つめ、
それから、夜空を見上げるように空を仰いだ。


私も
蒼井先輩から目を逸らし
夜空を仰ぎ見た。