「お茶する?」

『するっ!』


蒼井先輩が連れてきてくれたカフェは
カフェ”ラルム”といった。
大通りの脇道を入って
少し奥まったところにある
隠れ気的カフェ。
看板も店名もなく、
ただドアがあるだけ。

蒼井先輩がドアを開けて中に入る。
その後を、こわごわ私も入っていく。

6人くらい座れるカウンターと
2人用テーブルが4つ。

狭いけど、落ち着いた雰囲気の店。