蒼井先輩はソファに起き上がって
髪の毛をクシャクシャっとした。

「・・ごめん」

『ち、違う。
 嫌だったからじゃ、ナイ。
 も、バイト遅刻してるからっ・・』

「えっ?い、今、何時?!」

蒼井先輩が携帯を見る。

「げっ、もう8時過ぎてる・・
 行こう、リオ。
 車あるから送ってく」