翌日、大学の裏庭、小さな池を囲む橋の上で
私は大希を待っていた。

気が、重い。
だけど、真剣に考えて
ちゃんと私を思ってくれた大希には
会って話をしようと思った。
それが、今の私にできる
大希への礼儀であり、誠意。

喉が、カラカラに乾く。
なのに、手には汗をかく。

大希、まだ来ないかな・・