オオカミスイッチ 【完結】

蒼井先輩は私の後頭部に手をあてて、
キスをしてきた。
重なった唇から、息が漏れる。

・・ハッ・・アア・・

蒼井先輩が、一旦顔を離した。


「今、自分がどんな顔してるかわかる?」

『・・・・・・・』

「俺に、心配かけた罰だ」

蒼井先輩は、顔を右に傾け
左に傾け、何度もキスをしながら
じりじりと私を壁に押し付けた。