前を走る先輩は、とても楽しそうで、時々こちらを振り向いてはニカっと笑う。
身長168センチはある私を余裕で見下ろすから、180センチは超えているハズ。
細身の、でもガッチリとした体はしなやかに地面を蹴り、私の手を握る細い指には、時折ギュっと力がこめられる。
程よく短い髪の毛は、風を切ってサイドに流れ、乱れた前髪がセクシーになびく。

ドキドキする・・

走ってるから?
寒いから?