オオカミスイッチから逃れてから
数日が経った。

この日、重い足取りをなんとか奮い立たせ、
4限の授業が終わるとお昼も食べずに
パソコン室へ向かった。

この時間なら、空いてるはず。

ここで課題をひとつ終わらせよう。

無心になって文字を打ち込む。
カチャカチャと、キーボードを叩く音が響く。

調べ物をしたり
打ち直したりをしているうちに
窓から明るい日差しが降り注いでいた
机の上に、影が落ちはじめた。

あっという間に
日が暮れる。