1600号室。
あの女の人がいたところ。
「入って」
って、先輩は言うけど
足が、動かない。
体が、拒否してるんだ。
すると先輩が、ドアの内側から私を
引き寄せて、私を中に入れた。
そのまま私を抱きしめる。
「俺の心臓の音、聞こえる?」
抱きしめられたまま
目を閉じた。
蒼井先輩の、ドクンッドクンッという
心臓の音が
私のドキドキと同じくらいに
リズムを刻んでいる。
あの女の人がいたところ。
「入って」
って、先輩は言うけど
足が、動かない。
体が、拒否してるんだ。
すると先輩が、ドアの内側から私を
引き寄せて、私を中に入れた。
そのまま私を抱きしめる。
「俺の心臓の音、聞こえる?」
抱きしめられたまま
目を閉じた。
蒼井先輩の、ドクンッドクンッという
心臓の音が
私のドキドキと同じくらいに
リズムを刻んでいる。

