Sakuragi株式会社に到着して、通されたのはちょっと狭い会議室だった。
「少々お待ちください。
ただいま、桜木社長を呼んでまいります」
桜木社長って……まさかね。
たまたま名字が一緒なだけだよね?
それからしばらくして、ドアが静かに開いた。
ドアの方を向くと、そこには……
「……部長」
「令奈……」
去年まで私の上司で一時期は私の彼氏だった、桜木部長が立っていた。
そうか、身近のような聞いたことある会社名……
部長が独立した会社だったからなんだ。
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