「あ、いえ。 対したことではないんです」 『ほんとか?』 やばい、これ以上声聞くと止まらなくなっちゃう……。 「はい、大丈夫ですよ! 眠くなってきたんで私は寝ますね? 部長、明日ゆっくり休んでくださいね。 おやすみなさい」 そう言って私は一方的に電話を切った。 部長のことだから勘ぐって色々聞いてくると思ったから。 私は携帯をテーブルにおいてベッドに潜り込んだ。 しかしあの夢を見たからか、部長の声を聞いたからかわからないけど、寝れそうにない。