それから1時間くらい経ったのだろうか。 一向に桜木部長も美和も来る気配がない。 「2人とも遅いですね」 「ほんとだな! 何してんだよ、あいつら。 俺、中原に連絡してみるから 雛沢さん春馬にしてくれるか?」 「あ、はい。 今してみますね!」 部長何してるの? 自分で誘っといて。 なんて思いながら電話をかけてみた。 しかし出る気配はない。