美和の隣は神崎部長。
そして私の隣は桜木部長。
なんなんだろう、この状況。
「初めまして、営業部の部長の桜木です」
「あ、初めまして!
マーケティング部の中原です」
2人も名刺交換をして、部長たちのビールもやってきたので、改めて乾杯をした。
「2人は仲がいいんですか?」
と、美和が質問した。
「うん、春馬とは高校のときからの腐れ縁なんだ」
そうなんだ。
神崎部長が桜木部長に「な?」と言ってるところを見て、本当に仲がいいんだなってわかる。
「雛沢も、マーケティング部の子と仲がいいんだな?」
「あ、はい。
以前受け付けにいたときに同期で
仲良くなったんですよ」
「そっか!
雛沢さんも、受け付けしてたんだね!
俺、全然知らなかった〜」
そういえば、
私も神崎部長の存在知らなかった。
受け付けなんて、色んな人と会うのに。



