「ずっと見てるだけだった。
自主練で2人きりの時とか
緊張で死にそうだった。
でも、高橋くんと一緒だと安心できた」

驚きと嬉しさで我に返った時には

恥ずかしいことを言ってた…。

「俺は、バスケする姿みて、
かっこいいなって思った。
クールそうに見えて、笑うと可愛いし、
話しててすごく楽しかった。」

高橋くんも返してくれて、

なんか、うん。照れるとかそれだけじゃ

表しきれないくらい顔が赤いだろうな。

「だから…
俺と付き合ってください。」

「…はい。」

前を向いてなかったから気づかなかったけど

高橋くんはいつの間に

私の目の前に来ていた。

「っ、」

が、しかし。

顔を見ることが出来ない。

「あ、あの。」

遠慮気味な高橋くんの声が聞こえる。

もう、なんだなんだなんだ!?