公園につくと、奈那がベンチに座っていた。

「木野さん?」
俺は奈那と本人の前で呼べず、『木野さん』と呼んでいた。

「あ。池野先輩!こんにちは」

「おぅ。急に呼び出してどうしたの?」

「えっと、話があって…」