はるは私が無くしたものを全部持って育ってくれた。
感情も人一倍豊かで本心からの笑顔は、私と比べ物にならないほどきれいだった。よく怒ってよく泣いて。
でも私は、はるにも真っ直ぐな愛情は向けれなかった。
はるのしたいように望む返答を表情を。それは両親の離婚まで父にとった態度、いまもなお母に取り続ける態度と何ら変わりはなくて。
はるが私の誕生日にくれる手紙を見て喜んだことはなかった、はるが修学旅行だったり遊びにいくとくれるお土産も、それを渡すはるの顔に正解の返答をしただけ。
わからなかった。喜怒哀楽は覚えてなかった。
