晴がココアを飲み干すのを見て、口を開く。




「今日ね、晴の夢見た。」



その夢は昔の夢のような気がして、

小さい時の私と晴が、
一緒にケーキを食べていた。




小さな私は幸せそうで、


小さなは晴は、すごくかわいかった。





「ふーん、俺の夢見てたんだ…」



小さな晴は、小さな私に言った。




『辛かったら、無理するなぁー』と。



その言葉は今も言ってくれる。




「嫌な夢?なわけねぇーよなぁー。」



俺がお前にひどいことしたことねぇーよな!



みたいな勢いで、晴は言った。